
こんにちは。キノコです。
今回から数回にわたって、英検1級2次試験の体験談を書いていきたいと思います。
【この記事の目次】
はじめに
まず、英検1級2次試験についてですが、この試験一言でいって私にとって因縁の試験でした。この試験に何度泣かされ、苦しめられてきたか。(1次免除失効も経験してます。)
おそらく、受かる人はすっと受かる試験なのでしょうが、一方でそうでない人もいて私はその中でもかなり拗らせた方だと思います。
そんな失敗談を読んでいったい何のメリットがあるのかと思われる方もいるかも知れませんが、私、この試験について苦戦してるので1級の面接の手ごわさとこれをやったらダメという事例を自分の体験談で書くことができます。
自虐ですが、ストレートに受かった人には書けない内容ですよねw。
今回はまず英検1級面接の手ごわさに焦点をあてて書いていきたいと思います。
英検1級2次試験の手ごわさと自分のダメ対策
2次試験の手ごわさ①「自分の対策したトピックが出ない。」
英検1級2次面接ってどんな試験?
英検1級2次試験では、面接で手渡されるカードに5つのトピックが書いてあってその中から1つ選んでスピーチをすることになってます。
このトピックについてですが、カードを見るまで何が出るかわかりません。英検1級の2次試験では政治、経済、テクノロジー、環境、社会問題とあらゆるジャンルの問題が出てくるので、受験者は幅広いトピックの対策が必要になってきます。
もし本番でお題に沿った的確なスピーチをしようと思ったら100トピック以上は対策しないといけないかもしれないのかもしれません。
なので熟練の受験者になるとこの100トピック丸暗記して臨む人もいるとかいないとか・・・。
カードに5つトピックがあれば適当に対策しても何か1つはいけるんじゃないの?と考えるかもしれませんが、日本語で考えても難しいものが多いです。
私の対策
私は最初「英検1級の2次試験に受かるためには膨大な知識が必要だ。」というのをどこかで読んだとき、その膨大な知識=幅広いトピックの丸暗記と信じてしまいました。
もちろん、上記のような100トピックも暗記できないから最初は20~30トピックの丸暗記。不合格ならまた新しいトピックをいくつか継ぎ足して丸暗記・・・・みたいなことをやっていました。
今だから正直に話すと、このやり方地獄以外の何物でもありません。
もし練習の途中で間違えたら少し前に戻ってやり直せたらいいのだけど、丸暗記のためトピックの話の流れ(芝居の脚本みたいな感じ?)で覚えてしまってるので、ダメならまた最初からやり直しとか今考えてみればすごい労力使っていました。
そして英検の2次試験のトピックは過去に出たトピックとほぼ同じものもあれば、過去のトピックと少し違った形で出てくることもあるのですが、これが厄介なのです。
例えば「テクノロジーは私達の生活に役に立っているか?」というと、これならいくらでもアイデアが浮かんできそうですよね。
でも「ナノテクノロジーは私達の生活に役に立ってるか?」というトピックになると即興で答えられる人はどれぐらいいるでしょう?
このように、一見できそうなトピックでも余計な一語がついてるためにスピーチができないというのは二次試験あるあるです。
2次試験の手ごわさ②「本番の時間が短すぎる。」
私は英検1級の要約問題は経験してないので、今は少し話が違うかもしれませんが、英検1級1次試験の場合、エッセーのライティングに求められる分量は200~240wordsでかけられる時間は約30分でした。
これでも人によっては時間がキツイのだけど、2次試験はこんな生易しい時間配分ではありません。
トピックは5つの中から好きなものを選ぶことができますが、どのトピックもある一定の知識がないと答えられないし、なんといってもスピーチ準備時間はたったの1分間です。
分量としたらはたぶん200wordsはなくても大丈夫だと思いますが、100wordsぐらいだとスピーチの2分間は持ちません。
そして準備時間の1分間の標準的な使い方は
1)トピックカードを見る
2)トピック選ぶで10秒
3)残りの50秒でスピーチの組み立て
だと思います。
しかしこれが慣れてない人だと、おそらく序論考えておしまいぐらいの非常にタイトな時間設定なのです。
その結果2分間のスピーチはしどろもどろの何言ってるかわかんないスピーチを披露する羽目になってしまいます。
おそらく私も含め多くの人が面接で大きく躓く最初の原因はここかと。
2次試験の手ごわさ③「Q&Aセクション」
上に書いた通りしどろもどろのスピーチをしてしまった人にはさらに追い打ちをかけるような展開がスピーチの後に待ってます。
それが「Q&Aセクション」です。
これは自分の行ったスピーチに対して面接官2人が交互に質問してきます。
自分でも何いってるかわからないものに質問されて答えられるはずないですよね。ここから挽回するのはかなり至難の業です。
そして「Q&Aセクション」で気をつけて欲しいパターンとして、例えば、自分があるトピックに対してYESと答えると、自分はずっとYESの立場で答えないといけません。
面接官は自分の立場について反論してくることもあるのだけど、このときもできるだけ根拠を述べて自分の立場を守るようにしないといけません。
面接官の反論に促されるままNOと言ってしまうと首尾一貫性がないということで減点されてしまう恐れがあるので、本番は自分の立場をしっかり意識しながらスピーチしないといけないのです。
2次試験対策では面接官を納得させるために優れたスピーチを作ることに焦点をあてがちです。しかし個人的にはQ&Aが2次面接の合格の鍵を握ってると思います。
もちろん、スピーチができてないとここでうまい切り返しができないのですが、スピーチがどれだけすばらしくてもここができていないと点数が伸びません。
思い返せばこういう意見はネットでも本でも見ましたが、スピーチに力を入れて過ぎていた頃の自分は悲しいことにこうした意見は全部頭を素通りしていました。
2次試験の手ごわさ④「アクセント・発音」
まず、帰国子女・留学経験者や普段から外国人と英語で話している人はさほどここは気にならないかと思います。
問題は私のような純ジャパ(純粋なジャパニーズ、つまり日本からほとんど出たことなく英語を使う機会が少なかった人)で英検1級を突破しようとする人間です。
私は新卒で典型的な日本の会社に入社しました。
この会社は社歌もあり社訓もあり、エライ人が毎朝皆の前で話をするのですが、「え~あの~今日は○○という話をしたいと思います。まず、え~・・・」みたいな話し方は日本人なら嫌でも聞いたことがありますよね。
私は新入社員で毎朝それを聞いていたので、皆の前で話すときそれが当たり前の話し方みたいに思っていたのですが、この「え~」とか「その~」とか意味のない繋ぎ言葉が、外国人にとっては非常に耳障りらしく、実際に私もオンライン英会話で注意されたことがあります。
当然のことながら、このような英語の話し方では面接で減点対象になります。
ここまでひどくなくても日本人の話し方に慣れている人は要注意。
発音に対してはそれなりに気をつかっていてもいざ本番となると緊張して日本人英語、日本人のしゃべり方になってしまうのが普段日常で英語を使わない人間の性です。
そんなわけで、最後まで、いや、合格したときも点数で足をひっぱっていたのがPronunciationでした。
ここがなければもっと点数伸びたのに・・・。
オンライン英会話のおかげで最初よりは改善されましたが、個人的には今でも英検1級の合格基準に達してるとはいえないと思ってます。
2次試験の手ごわさ⑤「緊張したときに出てくる素の自分」
人間は緊張すると自分の思い通りにうまくいかないことが次々と出てきます。
2次試験対策に困ってYoutube 見てると、ある英語の達人Youtuberが汎用性の高い言い回し(つまりテンプレのことです。)を準備しておくといいといってて、「頭いいな。」と思いました。
しかし自分が緊張下で慣れないことをやったらどうなるだろうかと考えると、たぶん話しているうちに「これ、私の本心じゃないよね。」って態度があからさまに面接官に伝わってしまいそうな気がしたので結局あきらめました。
こういうテクニックが利く人ってスマートな人間だと思いますが、こっちは不器用な小市民です。人にもよりますが、私みたいな小心者の人間はテンプレに頼るのやめた方が無難だと思います。
2次試験の手ごわさ⑥「総合成績の盲点」
これは、1次免除申請者であと1歩で二次試験に合格しそうなラインにいる不合格者の方に伝えたいこと。
具体的に言うと英検バンドG1-2か-1(CSEスコア580~)ぐらいの方です。
これぐらいの点数となると、どこかを抜本的に見直すのでなく全体をまんべんなく改良してなんとかゴリ押しで合格点狙いたいって思う人もいるかもしれません。
いや、それが私だったのですが。
しかし、合格まであと一歩ラインからずっと抜け出させなかった理由もこれなのです。
あと少しの不合格だと、今回は運がなかったと英検バンドとCSEスコアをざっと見て終わりにして、引き続きやり方を変えず対策しようとするかもしれませんが、それだと次も同じような点数になると思います。
私は何度もこのぐらいのスコアで苦しみ、それは自分の練習量不足だからだと決めつけていましたが、大事なのはどこができてないかしっかりと分析することです。
そして可能であれば、スコアを誰かに見せてアドバイスもらってください。自分では気づかないポイントがわかるかもしれません。
まとめ
ということで、英検1級2次試験(面接)の手ごわさを書いてきましたが、このあとの記事ではそれらに対して自分がどのように改善したのかということを書いていきたいと思います。